最近読んだ本
2009年 07月 03日左前。
藤沢さんのこれも、うまいなあと思います。ちょっとどろどろしすぎてて、怖いくらいです。特に、こんな女の人っておるおるってのが、寒くなります。
でも、息子に裏切られる老女の話や、男を匿った女の話は、悲しくて胸がぎゅっとなる感じでした。
藤沢作品にはこれからも触れていきたいと思います。
左上。
シリーズ3作目です。これほど、モデルがはっきりとわかるように書いちゃって、この人は訴えられないの?パロディですと済まされるものなのかってことが、ものすごく気になってしまったのでした。まあ、大丈夫なんでしょうけれど。
最後のは、ちょっと雰囲気が違っていました。で、ものすごく、結果はどうなったんだろうということが気になるんですけれど、そこは書かれていなんですよね。まあ、書かないよなあ。書けないよねえ。書く必要もないとは思いますけどね。
右上。
これは、ドラマ化されていたような気がします。主役のアナウンサーは沢口さんだったような。後の配役は全く覚えていませんけれど。写真家の家族の件は、頭の片隅に残っていました。
で、ちょっと気になったので引いてみると、やっぱり2年前に放送されていました。
北村さんの作品は、久々です。いい話でした。でも気になるんです、言葉遣いが。女の人があんなふうにしゃべるのかなと。少なくとも私の周りには、主人公みたいな女性はいませんので、どうもしっくりとこなかったのでした。
ドラマは、ちょっと結末が違ってた?ちゃんと見てたわけではないので、はっきりとしませんが。
この作品の前編にあたる「月の砂漠を*****」も読んでみたくなりました。
右下。
いい話だなと思いました。私が今まで読んだ萩原さんの作品の中では、って、2冊しか読んだことがないけど、一番好きな話でした。
主人公は銀行を辞めて、人生が狂ってしまったとは思いますが、全てマイナスだったわけじゃあないよなって思えます。
だれでも、あの時にああしとけばとか、あそこでああすればって思うことがあるはず。私も、あったであろう自分の別の人生について、そりゃあ何回も妄想してきました。ですから、主人公の気持ちがしみじみ伝わってきました。
でも、ちゃんと「今」を受け入れるって大事なんだよな。受け入れることによって、現実世界のプラスの面も見えてくるなと思ったのでした。
で、萩原さんの「明日***」は、手を出すべきかとずっと悩んでいる私です。
by meefo870
| 2009-07-03 22:42
| BOOKS