人間になるために、絶賛読書中。
この合唱コンクールの歌。15才の自分が未来の自分に手紙を書く歌。いい歌だよなあって思っていたので、手に取ってみました。
もし、子どもの時に自分が自分に手紙を書いたならば・・・。何と書いただろう?この先の自分にはどう書くだろう?
サトルの手紙は、本気で考えさせられる。自分が生まれてきたことの意味って?
重い話でした。読みにくい話でもありました。
ずっと、どうしてこの二人の話なんだろうと謎でしたが、最後に分かりました。
二人が、思ってたことがつながる日はなさそうだけれど、でも、それぞれが前に進みだしたようなエンディングだったので、最後まで読んでよかったなあって思えました。そうじゃなきゃ、読んでて悲しくなる・・・。
軽い話でした。これは謎解き?っていえるんかーってちょっぴり感じたし。でも、決して悪い話ではないです。話の濃さが物足りないのかな。でも、こんなフランス料理屋さんがあったら、行ってみたいなっては思いました。これは、ただただ有川さんの凄さを知らされた本のような気がします。小説家の頭ってどうなってるんやろ?同じ書き出しで、同じ登場人物で全く違う話が2話。
1話目の方が好きかなあ。なので、2話目に入るのはちょっと抵抗が・・・。さっきまでの人が違った動きしている、とか、違った感情を持っているとかになってくるので。
どちらも、いい終わり方だったんで、よかったのだけれど。
もし自分に、物を触ると所有者の思いを感じ取るという特殊な力があったら・・・。絶対に悪用するでー!
そういう力を自分のいいように使わないというおばあちゃんの戒めの部分。かなり好きでした。
絶賛読書生活、継続します。