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ドイツの鉄道の話

今回の旅行は、全て鉄道での移動だった。

ジャーマンレイルパスというチケットを使った。ドイツの鉄道DBの全線に乗ることができる。新幹線にあたるICEも追加料金なしで乗れる。オーストリアのザルツブルグも国境近辺ということで使用圏内。

寝台には追加料金17000円を支払った。あんなに狭かったのに!!

4日から10日間使用できるものがあり、今回は7日間使えるものにした。ツインというのがあって2人で使えばちょっと割安。2等車で1人30000円ぐらいになる。日本の旅行会社を通して購入できるらしい。

そのチケットは使い始める日に、みどりの窓口みたいな案内所に行って「使うよ宣言」をしたら、あとは自分で使いたい日に日付を書き込み、車掌さんが検札にきたら見せるという仕組みで、とても便利だった。

ザルツブルグからミュンヘンまでは、乗り継ぎなし。しかも特急かな、結構速い。

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全ての座席の上に時刻表が置いてあったのには驚いた。しかも、この列車の時刻表。何時にどこに着くかってことが示されている。そんなのがあったのはこの列車だけだったが。

時刻表を見ればいいじゃんということか、車内放送とかほとんどないし、静かに停車して静かに発車が基本型。大きな駅に着く時や乗り換えがある時には放送してくれているようだ。日本の電車は常に放送が入ってて、助かることもあるんだけど、邪魔な時もあって。一長一短。
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車掌さんは男の人が多かったかな。ローカル線には女の人もいた。

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車窓から見えるのはこんな風景。

初めの頃は「きれーい。すてきー」って外を眺め続けていた私。友だちが「ずーっとこんな風景だよ」って教えてくれた。ほんと、ずーっと緑が続いていた。

ミュンヘンからフュッセンに移動はもっとローカルな電車。乗り換え1回。フュッセンからローテンブルクはなんと乗り換え4回。ローテンブルクからフランクフルトまでは3回。

友だちは、案内所に行って乗り換え情報を手に入れていた。その駅から、目的地までの時刻表が置いてあるそう。もしくは、案内所で聞けば、印刷した物をくれる。それも、無理な時は、チケットの自動販売機で区間を入力していけば、時刻表が出てくるそう。でも、それってドイツ語が読めないと使えない。

そういえば、ザルツブルグでバスのチケットを買っていたら、大学生ぐらいの男性が声をかけてきた。チケットの買い方が分らないので教えて欲しいということだった。あれから、彼は無事に旅行できたかなあ。

さて、ローカル列車はこのタイプの車両。2,3段の階段がついているのだ。ホームがあまり高く作られていないので、列車に段差があるのだろうか。段差があるから、ホームが低いのか。
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ミュンヘンで荷物は格段に重くなっていたので、乗り換えは憂鬱。とにかく、友だちはスーツケースを引っ張り上げる係、私は下から押し上げる係と分担を決めて、乗り換えにのぞんだのだった。

日本では、こんな列車はないんじゃないかなあ。ほとんどフラットでしょう。

私たちが苦労していたら、必ずジェントルマンがすっと持ち上げてくれる。または、下ろしてくれる。さりげなく、しかもさわやかに手を貸してくれる外国の男の人は素敵!!しかも、かっこいい人だったら、このまま付いて行きます!って気になるわ。

私の方があなたより力がありそうよって思ってしまうようなおじいちゃんだって、絶対に手を貸してくれる。こちらの年齢は何歳であれ、「レディー」を大切にしてくれるのだ。

私なんて列車が着くたびに、「マッチョな男の人は一緒に下りないかなあ」とか、「ホームにでっかい男の人が立ってればいいのに」なんてことばかりを考えていた。誰もいない時の落胆は大きかったー。フュッセン駅でアーミー服の群団を見た時にはにんまりしてしまった。予想通り「はいよっ」て感じで、軽々とおろしてくれたのだった。ありがとうございましたー。

たまに同じホームに日本人の学生君とかいても、絶対に知らんぷりを決め込んでいるから感じが悪い。

何度も乗り継ぎをしながら、日本のホームと列車がフラットなのは、日本人が他人を助けるような優しさがないので、施設面を改良しましたーってことのような気がしてきたのだった。

さて、無事にホームに下りても困るのは大きな荷物。たまに、次の列車の出発ホームが離れていることがある。日本と同じように、一旦下の通路に下りて移動して、次のホームに上がって行くのだ。基本は階段。ローカル線の小さな駅にエレベーターはなかった。

でも、こんなベルトがあるところが結構あって、嬉しかったー。
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ここの国の人はバカンスもあって、大荷物で移動の人もいるからか。
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私たちのスーツケースは大きくて邪魔なので、だいたいはこのマークの車両に乗っていた。実際、自転車を乗せている人もかなり見かけた。特にローテンブルグでは、サイクリングスタイルの人が多かった。
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ケルンの駅はかっこいい。アーチ式で、ヨーロッパの駅って感じ。
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ミュンヘンとフランクフルトはとても似ていた。これはフランクフルト駅。
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どちらも「Hauptbahnhof」と書かれている。最初、地名だとばかり思っていたのだ。ザルツブルグ駅もそう書かれていたので。どうやら、「Hbf.」と書いて中央駅という意味らしい。
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路線が行き止まり式になっていて、ものすごく広いのだ。そのかわり、全ての路線が水平移動なのがいい。構内を自転車で走ってる人も見た。

ローテンブルクからフランクフルトの最後の乗り換えでは新幹線に乗った。
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日本の方がかっこよくない?

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2等車の車内はかなり混んでいた。

後ろ姿が写っている女の子。最初、彼女の横が空いていたので座らせてもらった。彼女は私が友だちとばらばらに座ることになったことに気づいて、自分が座っている席を友だちに譲って前の席にうつってくれたのだった。

「ありがとう」と言っていたら、「このシートは私が予約しています」という女性が現れた。私が座っていたところをあけ渡し、さっきまで女の子が座っていた所に私が座り、友だちは私の前に座りということに。リザーブランプに気づかなかった私が悪かったのだった。すみませーん。本当に迷惑をかけてしまった。帰りにお礼を言って下りた。

それにしても、ドイツの人はせっかちなのか用意周到なのか分らないが、到着駅の15分前には扉の前に列ができる。下りる準備なんて5分前でも十分間に合う。いやいや、荷物が少なければ駅についてからだって大丈夫なはず。みんなが並び始めると、こちらまで落ち着かなくなってしまった。

ミュンヘンとフランクフルトでは路面電車にも乗った。車道が日本と逆なのでへんな感じ。

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上はミュンヘンの美術館まで。下のはフランクフルトの市庁舎前から。
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地下鉄にも乗った。

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別料金を払ったら自転車ものせられるそう。

鉄道全般、改札というものがないのに驚いた。DBは車掌さんが回ってくるけど、それも長距離の時だけだ。近距離のSバーンとか路面電車にも地下鉄のUバーンも日本のようなゲート式の改札はない。自分でチケットを買って、単なる棒のような形をした改札機に通すのだが、チケットを持ってなくても通れるのだ。

時々車内で抜き打ち検査みたいなのがあって、その時にチケットを持ってないと、多額の罰金が課せられるという話を聞いたが、チケットの確認をされている光景は見なかったし、私たちも確認されたことはなかった。

そういうシステムでも十分機能しているドイツ。住んでる人みんなが、めちゃめちゃ正直者なのだろう。でもさあ、ただで乗ってる人、いると思うんだけどなあ。じゃあ、そういうのも結構大目に見ちゃうものすごくおおらかな国なんか。

それに対して日本の改札が進化しているのは、正直者じゃない日本人が多くいるからかなって思ってしまった。それか、ものすごく利益追求の鉄道会社が客からきっちりお金をとってやるーってがめついか、どっちかだな。

さて、列車の旅でもっともインパクトがあったのは、別々に乗ってきてたまたま隣りあわせになったこの2人。ミュンヘンからフュッセンに向かう途中のこの目の前の光景に友だちと私はしばらく釘付け。おかしくないですか?
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ヒント。
若い男性は乗り込むなり、右端のおじさんに「ボクサーか?」と聞かれていたそうだ。「ボクサーではないけど、ボクシングはやっている」と返事したそう。そんなもの、普通持ち歩く?
女性の膝の上にあるのは、だれでも知っている、だれでも持ってた、かの有名な鞄だ!!私は赤いのを持ってたけど、この歳になって使おうとは思わない!!
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by meefo870 | 2008-09-06 23:51 | TRIP
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