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デュッセルドルフでは

ドイツ旅行の計画を立てるまで、こんな都市があることさえ知らなかった私。どうやら、そこには日本企業が多く存在するらしい。

そして、そこに今回一緒に行った友だちの友だちが住んでいるので、会いに行こうということになっていたのだ。

一番に向かうのがデュッセルドルフだったので、J*Lで行くとメリットがあったのだった。

というのも、J*Lの関連ホテルはフランクフルトから約2時間も離れたデュッセルドルフにあって、無料バスが運行されているのだ。私たちはそのバスを利用してデュッセルドルフに向かったのだった。

今、振り返ってみると、出発した日は朝6時過ぎに家を出て地元の空港に向かい、羽田へ。成田でドイツ行きの飛行機に乗ったのは13時。フランクフルトに着いたのは現地時間の18時すぎ。

ってことは、7時間の時差があるから、25時ってことで、つまり夜中の1時でしょう。それからバスに乗ってデュッセルドルフに着いたのは22時半頃だったから、日本時間の3時半。

もう、バスでは爆睡。途中、大雨だったことも渋滞したことも全く知らない。

バスを降りて、迎えに来てくれていた友だちの友だちにも、そこそこのあいさつしかせず、ホテルに向かう間も朦朧としていた。

友だちは「やっと着いたし、友だちと一緒にビールを飲んでくる」と嬉しそうに出かけていった。私はきっぱりとお断りして寝たー。友だち元気過ぎー!!尊敬!!!

夜中に友だちが帰って来たことなんか全く知らない。朝、5時頃に「帰ってきてたのね」と思って、また眠り込んで、結局7時半まで寝てたよ。寝過ぎだったか。でも、おかげで時差ぼけなし。完璧な朝を迎えることができたのだった。

翌朝、迎えに来てくれた地元の友だちの車で、以前住んでいた友だちのアパートの前などを通ってもらった。友だちにとっては懐かしい町。とても嬉しそうだった。
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友だちがよく飲んだというこの店でビールを飲む。おじさんは何気に立っているが、私が立つと首の下にテーブルって感じ。立ち飲みは無理。

次に別の友だちとも待ち合わせている市庁舎前へ向かった。
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市庁舎って観光名所になるんだねと、初日に認識。

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スペイン料理も堪能。この後、まだまだ料理はでてきてたんだけど、食べるのに夢中で。

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「こういう通りは、いかにもドイツって雰囲気よ」と教えられた。確かにこんな感じの所はいっぱい見たな。

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せっかくだからと、ドイツ在住の友だちにケルンに案内してもらう。これは世界遺産。もう、そりゃーすごい。ドイツ初の教会がこれだった。強烈だった。圧倒的な大きさ、存在感。観光客も多い。

旅の間中、いくつも教会は見たのだが、この教会のインパクトに勝てる所はなし。だから世界遺産なんだろうけど。
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ここでもビール。この旅でいろんなビールを飲んだけど、ここのが一番好きだった。きりっと美味しい。

外のパラソルの下で飲んでいる人、店の前の道端で飲んでいる人、店内で飲んでいる人。いっぱいの人が、ビールを楽しそうに飲んでいた。15時頃の話だ。
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店内は少々暗いがそれまたいい感じ。樽からコップにどんどん注がれる。

コップ6個ぐらいがきっちりと固定されるタイプのトレーというか、なんというかビール運び器に入れられて、店員さんが運んで行く。欲しい人は店員さんに声をかけてお金を払ってグラスをもらう。

その回転の速いこと。中では、洗う係の人が次々運び込まれる空のグラスをひたすら洗っている。ちょっと、それって水洗いだけなんじゃないの?もしかして、ため水じゃないの?と疑いながら見ていたが、とても愛想の良いお兄さんで、「私たち、どんな洗い方だろうと、許します」みたいな感じになっていたのだった。きっとビールで消毒できてるんじゃわ。

それにしても美味しかったので、機会があればもう一度飲みたい!!

ケルンからデュッセルドルフに戻り、案内してもらった友だちとも別れて、列車に乗った私たち。

一緒に行った友だちには「ドイツ語が堪能な友とは別れたし、これからが私たちの旅の始まり。過酷な旅が待っているよ」みたいなことを言われたけれど、今振り返ってみて、全然過酷じゃなかったし、とてもいい旅だったなあと思うのだ。

さて私たちは、ザルツブルグまで行ける寝台列車に乗ったのだが。
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もう、この部屋の狭さにびっくり。呆然としたー。私たちはちびっこだけれど、2階のベットで首は折れ曲がってるー。
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スーツケースなんて、2つも置くスペースはなく重ね置き。もちろん開く場所もなく。一人が2階に避難している間に下のベットでオープンって感じ。

洗面所だって使えんでしょう。

これが大きな身体の人だったらどうなるのかー。とすぐ隣の部屋を見たら、荷物で溢れかえって自分たちが入ることができなくなって困り果てている大柄な外国人カップル。ものすごく気の毒だったけど、あまりの悲惨な状況に笑えて笑えて・・・。

私たちの状況もかなり悲惨だったので、しばらく笑いが止まらなかった。とにかく、この時点で荷物が軽かったことがせめてもの救い。これが帰りだったらきっと泣いているか、荷物を捨てているだろう。

残念ながら、ライン川の城が見える地点で日没になってしまった。ライトアップされている城を2つぐらい見た。

ビュッフェでソーセージとジャガイモを食べて寝る。

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朝、4時頃に起こされ、朝食をもらってザルツブルグ駅に降り立ったのは5時半ぐらいだったか。

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朝の駅は肌寒く縮こまっている私たちを、シャーターのおりた売店前にあったモーツァルトチョコの看板が迎えてくれたのだった。列車の中で朝ご飯を食べるほどの元気もスペースもなかったので、駅で食べて腹ごしらえをして、ホテルに鞄を預けて、早朝のザルツブルグの町へ繰り出したのだった。

ということで、一応振り出しに戻ったー。

次はちょっと鉄道のことを書いておこうと思っている。って、この旅行記はもうちょっとだらだらと迷走する予定。まあ、誰に迷惑がかかるでなし好きに行こうや。
by meefo870 | 2008-09-03 20:51 | TRIP